本来､サイトへの登録にはユーザーの同意が必要なものですが､不誠実なサイトは会員の同意なく勝手に登録します｡パターンとしては以下の3つがあります｡

1. 仮登録でストップしたのに本登録と同じ扱い｡
2. そのサイトに登録すると、出会い系サイト､或いは､出会い系絡みの懸賞サイトに勝手に登録される｡
3. そのサイトと同じ会社が運営するサイトに勝手に登録される｡

【仮登録でストップしたのに本登録と同じ扱い】
基本的にサイト登録は､仮登録→本登録という手順で行われます｡普通であれば､本登録を完了していなければ会員登録はされません｡しかし､サイトの中には本登録が完了していないにも関わらず､会員向けの広告メールを配信するところがあります｡

【出会い系サイト､或いは､出会い系絡みの懸賞サイトに勝手に登録される】
懸賞・お小遣いサイトに登録する際､他のサイトへの登録を促される場合もあります｡通常は､それら他サイトに登録するかどうかは選択可能で､必須だとしても､その旨が表記されているのが普通です｡

しかし､不誠実なサイトでは､なんら説明もなく他サイトに登録します｡登録されるのは主に､登録したサイトと同じ会社が運営する懸賞・お小遣いサイト､出会い系(及び、誘導)サイトです｡

【同じ会社が運営するサイトに勝手に登録された】
上の項目のパターンでは､勝手に登録されるのは､あるサイトに登録した時点に限定されます｡しかし､同じ会社が運営する懸賞・お小遣いサイトに登録されるというパターンでは､この時だけの現象とは限りません｡

ある会社では､新サイトを作る度､既存の自社運営サイトの会員に対して登録完了のメールを配信しています｡他にも､登録完了の報告なしに会員向けの広告メールを送る会社もあります｡

更に､その会社の運営サイトから全て退会したとしても､相変わらず勝手に登録される場合もあります｡つまり､退会処理を行っても､運営側では会員情報は抹消していないという事です｡

【勝手に登録されたら】
相手が懸賞・お小遣いサイトであれば､メール配信の停止を要請するのが効果的です(出会い系サイトの場合は微妙)｡以下に､管理人が実際に使用したものを例として挙げます｡

タイトル：配信停止要請
本文：貴サイトに登録した覚えがないのにメールが配信されています｡貴サイトを利用するつもりは全くないので､メール配信の停止を要請します｡

状況により､タイトル・本文共に変更する必要がありますが､赤字の部分は残した方が良いでしょう｡

なお､受信拒否の通知をした者に対する特定電子メールの再送信は特定電子メールの送信の適正化等に関する法律に違反する行為です｡違反が確認された時は､｢迷惑メール相談センター｣に速やかに通報すると良いでしょう｡

また､通報の際に必要となりますので､配信停止要請前に届いたメール､あなたが送った配信停止要請のメール､配信停止要請後に届いたメール､この3つは保存しておきましょう｡

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