ここで紹介しているような条文を利用規約内に掲げているサイトに充分注意しましょう｡迷惑行為がなされる可能性がかなり高いです｡

サイトの中には､他のサイトとパートナーシップを結んでいるものがあります｡その旨を利用規約に記しているサイトもあり､その内容を見れば､どの程度危険なものか把握出来るようになっています｡

[モデルケース1]
第●条(パートナーシップ)
1.当サイト(以下､甲)は、新規会員獲得の目的で別のサイトとパートナーシップを締結することができます。
2.甲とパートナーシップを結んだサイトは会員情報を共有出来るものとします｡

[解説]
会員情報を共有､つまりはお互いのサイトで会員情報を交換し合い､勝手に会員登録させてしまう｡そう考えてまず間違いないでしょう｡
パートナーシップを結んだサイトが表記されている場合もありますが､なんの表記もない場合も多いです｡このような条文を設けているサイトへの登録はお薦め出来ません｡

[モデルケース2]
第●条(パートナーシップ)
1.当サイト(以下､甲)は、新規会員獲得の目的で別のサイトとパートナーシップを締結することができます。
2.甲からパートナーシップを結んだサイトに入会された会員には甲と、パートナーサイトの双方からの電子メールを受け取る義務が生じます。

[解説]
この条文を読んだだけだと､会員がそのサイトを通して自分から能動的に他サイトへ登録した場合について書かれているような印象を受けますが､実情は違います｡
サイトに会員登録する際､同時に他のサイトにも登録される場合があり､この条文はそれについての記述だと思われます｡同時に登録されるサイトが表記されている場合もありますが､なんの表記もない場合も多いです｡このような条文を設けているサイトへの登録はお薦め出来ません｡

[モデルケース3]
第●条(パートナーシップ)
1.当社は、新規会員獲得の目的で別のサイトとパートナーシップを締結することができます。
2.パートナーシップを結んだサイトから入会された当サイト会員には、当社とパートナーサイトの双方からの電子メールを受け取る義務が生じます。

[解説]
これはケース1と2の逆パターン｡他サイトから勝手にこのサイトに登録され､広告メールが届く事があり得ると謳っています｡
ようするに､送られた方にしてみれば明らかに迷惑メールでも､配信した側がこれは迷惑メールではないと主張する為の､いわば予防線としての条文だと思われます｡ですから､この条文だけで他サイトへの勝手な登録が行われていると見る事は出来ません｡登録する事にさほど問題はないと思われます｡

ページトップへ[▲]

[モデルケース1]
第●条(当サイトについて)
会員は本サイトに登録した時点で弊社が提携している会社の運営サイトの会員となる事に同意したものとします｡

[解説]
条文の題名は､当サイトについて､会員登録について等という場合が多い｡
弊社が提携している会社の運営サイトは､単純に提携サイト､或いは､スポンサーサイト､懸賞参画会社(サイト)等と表記している場合も多い｡
同時に登録されるサイトが表記されている場合もありますが､なんの表記もない場合も多いです｡このような条文を設けているサイトへの登録はお薦め出来ません｡

ページトップへ[▲]

[モデルケース1]
第●条 (会員情報の管理)
当サイトは､運営する上で得た全ての会員情報を無償で複製その他あらゆる方法で利用､また､第三者に利用させることができるものとする｡

[解説]
基本的には､アフィリエイト報酬が高額な出会い系サイト及び出会い系絡みの懸賞サイトへ勝手に登録する事を示唆していると思われます｡ただ､あらゆる方法で利用とありますから､例えば訪問販売業者等へ個人情報が流れる可能性もあると考えるべきでしょう｡このページで紹介しているものの中で､最も危険度が高い言えます｡

ページトップへ[▲]