2006/11頃から､『OH!小遣い携帯.com』等を運営する（有）十川製作所が換金申請に応じない､メールによる問合わせを無視､同社への電話が繋がらないという状態を確認しました｡
この段階で､同社に活動の実態はないと結論付けても良いと思われましたが､サイトは閉鎖される事なく残っておりましたので､念の為管理人は以下のような形で確認作業を行ってみました｡

【『OH!小遣い携帯.com』への換金申請】
管理人は『OH!小遣い携帯.com』に登録しており､換金申請が可能な額まで貯めておりましたので､換金を申請｡サイトの表記によれば10日前後で振込が完了すると書かれていましたが､20日を経過しても振込はされませんでした｡

【メールによる問合わせ】
換金申請から10日程経過した後､サイト側にメールで問合わせを行いました｡メールを受信した旨を告げる自動返信メールは送られて来ましたが､運営会社から振込が行われない事に関するメールは送られて来ませんでした｡

【電話による問合わせ】
今回の件について情報を入手後､何度かサイトに表記されている電話番号に何度か掛けてみましたが､全て｢お客様の都合で通話が出来なくなっています｣というメッセージが流れました｡

【配達記録郵便】
換金申請から約1ヶ月後､配達記録を取って､振込が行われない件に関する抗議文を郵送しました｡配達記録によると､郵便物(抗議文)は以下のような経路を辿り､管理人の元に戻ってきました｡

配達先には受取り人不在 → 不在通知を置き､郵便物は最寄りの郵便局が保管 → 7日間経過後､再度配達を試みるが不在 → 管理人の住所に返送

以上の事から､十川製作所には誰もいない､或いは､外部との接触を拒否していると思われます｡当然､会員からの換金申請やクレームには一切対応しないでしょう｡

[更新:2007/01/29]
[公開:2007/01/29]
※記事は[更新]時点(文章中に日付がある場合はその時点)のデータを元に作成しています｡現在の状況とは異なる可能性があります｡予めご了承下さい｡

今回の件に関する周辺情報です｡

【特定商取引法違反】
同社運営サイトのように有料会員を募る等､支払いが発生する場合には｢特定商取引に関する法律｣に従わなければなりません｡同法によれば､会社への電話番号は繋がる状態になければなりません｡この点で同社は法律違反を犯していると思われるのですが､不通の原因が意図的なものであると証明しない限り､違反であるとするのは難しいのかな？と思います｡ここら辺は法律の専門家の方に聞いてみたいものです｡

【銀行口座について】
上記のような状態の十川製作所ですが､その運営サイトでは現在(2007/01/26)も有料会員や広告出稿を募集しています｡つまり､お金を振込んでも何も行われない(債務不履行)という事態が発生する可能性があります｡
このような口座を放置して良いのかという疑問を振込先口座を持つイーバンクに問合わせてみましたが､返答の内容は｢何の対応もしない｣というニュアンスのものでした｡この程度の状況では動けない､或いは､動きたくないという事かと思います｡